虫歯予防といえば、「フッ素が有効である」と聞いたことがあるでしょう。子供の虫歯予防のためのフッ素塗布を町の歯医者さんも推奨していますし、たいていの歯磨き粉にもフッ素は入っています。いまやフッ素は虫歯予防に効果的だというのは常識になりつつあります。
そして、これまで長年にわたり世界中で、虫歯予防のためにフッ素を水道水に添加しようという運動が推進されてきたのをご存じですか。そのため、現在、世界で約60カ国、4億5千万人ほどの人々がこのフッ素を添加した水道水を常飲しています。虫歯はガンや高血圧などとは違い、しっかりと予防をすれば高確率で防ぐことができる病気です。
歯の生える生後6カ月から虫歯菌が感染します。その時期から除菌を行えば、虫歯になることはありません。お母さんから感染することが多いので親子での除菌をお勧めします。フッソはルールを守れば、これほど虫歯予防に効果的なものはありません。1日の摂取量が年齢、体重によって決められており、その範囲内でオーダーメイドのフッ化物を処方し虫歯菌を除菌するのが世界最先端の虫歯予防なのです。
虫歯の原因は、口の中にいるストレプトコッカス・ミュータンス菌と言います。歯に付着した糖分を餌にして、歯の表面にねばねばした物質をつくり出し、増殖して『かたまり』を形成します。これを『歯垢(プラーク)』といいます。そして、その歯垢から産出される酸によって歯のエナメル質が溶けると、虫歯になります。
食事をすると、口の中の細菌をいっしょに食べてしまいます。だから、食後の口の中は、虫歯のもととなる菌が一番少ないんですよ。そんなときに歯を磨いても、虫歯予防にはなりません。食後の口の中のニオイが気になる、口の中をさっぱりさせたいなどで歯を磨く人は多いようですが、水でのうがいでいいのです。歯と歯の間にすき間があってそこに食べ物がはさまる場合は、つまようじや歯間ブラシでそれを除いておいてください。食後は、それで十分です。
寝る前と、朝起きたらすぐに歯を磨く。これだけで虫歯など口の中のトラブルは激減するそうです。今日からすぐに実践しましょう。
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