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よく噛むことの重要性

近年、食事の軟食化のために、咀嚼不足がおこっています。成長期の子供にとって咀嚼回数の低下は、顎骨の発育を不良として歯列不正の大きな原因となります。食物の摂取は乳幼児期の授乳から始まり、離乳の段階を経てほぼ完成されます。しかしその後も成長に応じて正しい咀嚼習慣を身に付けることが大切です。

 

虫歯の予防、「噛む」事の一番の良さは、唾液が良く出るようになる事。1日に1500ccも分泌される唾液は、その流れで口の中を自浄する作用を持っています。また食物中の酸を中和する作用で虫歯、歯周病の予防をしてくれるそうです。更に、唾液から浸透してくるカルシウム、フッ素による歯の修復(再石灰化)が行われます。溶かされたエナメル質を治してくれるのです。ただしこれは虫歯のごく初期の段階で、虫歯を予防するという作用なので、痛くなるほどの虫歯は、この再石灰化では治りません。

 

ぼけ防止、よく噛むと、脳血管が拡張し、脳に血液とともにブドウ糖・酸素などの栄養素が流れます。すると、網様体から目覚め信号が出ます。脳は覚醒し、ぼけ防止になるそうです。他にパロチンという物質が老化の防止になると言われています。よく噛む事で、内分泌に刺激がいき、パロチンの分泌が促進されて、老化防止のはたらきかけをするので、ぼけの防止になるそうです。

 

肥満予防、よく噛み、味覚が刺激されるとノルアドレナリンという物質が分泌されます。この物質は全身の細胞の活動を活発化させます。そのため、熱のエネルギーが出て、肥満予防になります。またよく噛むと、食事の間に栄養分の消化吸収が開始され、血糖値が上昇し始めます。すると大脳から「もう食べたくない」という指令が出るので、少ない量で満腹感が得られます。

 

小さい頃から、しっかり噛む習慣を身につけることが大切です。しかし、食生活の西洋化やインスタント食品の普及などにより、あまり噛まなくても良い食品が増えていて、また、そのような食品をこども達が好む傾向にあります。

 

このような食習慣を続けていると、噛まない習慣が身につき、お口の発達に支障をきたす場合もあります。また、高齢者が噛めなくなる原因は「歯の喪失」にはじまり、「入れ歯の不適合」「筋肉や舌の機能の低下」が起こるためと考えられます。しっかり噛むことができるお口を維持するためには、歯を失わないことが重要です。

 

 

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