あなたは朝起きてからすぐに歯磨きしますか、あるいは朝ごはんを食べてから歯磨きますか？20人ほどに聞いてみたところ、朝起きてすぐ歯磨きする人は2人だけで、あとはみんな朝食後に磨く人たちだった。朝起きてすぐ磨く派の意見としては、「そうしないと目が覚めないから」「口の中が気持ち悪いから」。たしかに両方とも理解できます。

良い歯と呼べる基本的条件は、まず虫歯のない歯であることです。様々なケアー方法があるように言われていますが、やはり1番重要になるのは毎日の歯磨きです。虫歯予防のために、できるだけ食後すぐに歯磨きをします！これは世の中では常識だと思われているのではないでしょうか?

口の中が気持ち悪いのは嫌ですし、汚れはすぐに落としたいですよね？ですが、知っておいていただきたいのが、なんと食後すぐの歯磨きは、歯の表面のエナメル質という歯質にダメージを与えてしまう可能性があるということです。飲食物に含まれる酸で歯の表面のエナメル質は柔らかくなっており、その状態で歯を磨くと、エナメル質を傷つけてしまう恐れがあります。歯磨きは食後３０分～１時間ほど時間をあけ、1日2回以上磨くのがベストです。

歯の表面には様々なものが付着します。エナメル質表面には唾液中のたんぱく質が執着した膜ができます。その上に歯垢や茶渋などの着色物が堆積。歯垢にカルシウムなどが沈着して歯石になります。これが歯を黄ばませてしまうのです。また、エナメル質の細い管を通って内部に入り込む食べ物の色素も原因の一つです。

ですから、毎日積極的に歯を磨き、綺麗で健康な歯を保つ一つの方法です。よく歯を磨くして、虫歯の予防にもなります。